建築家が提案するこだわりの空調設計
お使いの製品 マルチエアコン(ワイドセレクトマルチ) 他 室外機:RW140GV 他 室内機:C40GMWV(壁埋込形) C32GMWV(壁埋込形) C22GMWV×4台(壁埋込形) C22GTWV-W(壁掛形 他
美しい外観と快適な室内空間の理想を、限りなく追求できるワイドセレクトマルチ
「エアスタイルコンテスト2008」において優秀賞を受賞された『彦根の家』。
城下町の景観形成地区に調和する美しい外観と快適な室内環境を両立させた住まいには、ダイキンの マルチエアコン(ワイドセレクトマルチ)が採用されています。
採用理由やその特性などについて、木下氏・小川氏・前谷氏に設計者の視点から語っていただきました。
ダイキンエアスタイルコンテスト2008優秀賞受賞
『彦根の家』を設計
有限会社 木下建築研究所
設計者 木下 光氏 小川 文也氏(TOFU) 前谷 吉伸氏
Qなぜ、ワイドセレクトマルチを採用されたのでしょうか?
今回の『彦根の家』で、空調をマルチエアコンにすることは、設計プランの最初から決めていました。
施主様から2階に6台、1階に3台、計9台のエアコン設置のリクエストがあり、それだけの数の室外機を建物の外部に設置することが、設計プラン上困難だったからです。
これまでもマルチエアコンは自分たちの作品の中に積極的に取り入れていきましたが、一般住宅でこれだけの規模の空調をまかなうのは初めて。
構造や間取りと並行して検討を重ねた結果、ダイキンのワイドセレクトマルチを採用することで、9台中7台の室内機を、1台の室外機でまかなうことができました。
建築家として理想と考えるデザインの中に、エアコンのような設備をいかに扱うかは、常に大きな課題です。
そういう意味でも、室外機1台で最大8台までの室内機接続が可能なワイドセレクトマルチを採用することは、住まいの空調設計でのベストアンサーと言えると思います。
※『彦根の家』では、ワイドセレクトマルチ(室外機1台/室内機7台)以外にも、システムマルチ(室外機1台/室内機2台)を設置。合計台数は室外機2台、室内機9台。
9部屋に9台のエアコンを配置
Q導入にあたって、工夫したことはありますか?
ワイドセレクトマルチ/システムマルチ用の2台の室外機は、庭の奥に格子で目隠しをして設置しました。
三面道路で台形という変形敷地を活かした、隣接する和室からも見えない位置です。逆に言うと、今回はこの位置しかなかったのです。
もし、ダイキンのマルチエアコンを採用せず9台もの室外機を設置しなければならなかったとしたら、とてもこのスペースではおさまりません。 建物の外観だけでなく和室からの景観も損ねてしまったでしょうね。
室外機の位置を敷地内の端の1ヵ所に集約したわけですから、すべてのエアコンの配管をここまで通さねばなりません。
しかし、ワイドセレクトマルチを採用したおかげで、複数の室外機との配管を効率的に分岐・集約できたので、特に苦労はしませんでした。1階と2階のタテの配管をどこに通すかについての検討に、多少時間をかけた程度です。
室内機は、寝室用の1台を除いてすべて壁埋込形エアコンを採用しました。
配管のためにムダなスペースを造らないですんだので、収納と空調を一体化させるなどのアイデアを実現できました。
格子で美しくカバーされた室外機置き場
Q今後もワイドセレクトマルチを採用していかれますか?
いまやエアコンは「部屋に1台」ではなく、大空間のリビングでは2台、3台使うことも珍しくありません。
また生活シーンに合わせて部屋を仕切ったりつなげたりがフレキシブルにできるプランでは、仕切る場所ごとにエアコンが必要になります。
住宅に設置する室内機の台数は増える傾向にあります。
ダイキンのワイドセレクトマルチは、いわば「究極の住宅用エアコンシステム」。建築家の設計の自由度を担保してくれる心強い見方です。
施主様にとってもエクステリアの美しさと快適な室内環境を両立できる満足度の高い空調システムと言えます。今後は都市部の狭小住宅や賃貸併用住宅などにも、ワイドセレクトマルチを積極的に採用していきたいですね。
LDKには2方向に壁埋込形を設置
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