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ルームエアコン
  • risoraのhiwa episode6 risoraが拓く、未来への扉

Episode0から6話にわたって、「risora」が完成するまでの開発秘話をご紹介してきました。
そして、今回のEpisode6では、「risora」が生まれたことで、
ダイキンが見据える未来のエアコンの姿がどのように変化したのか、
また、お客さまにとって、これからのエアコンの選び方がどう変わるのか、
その可能性について触れてみたいと思います。

「暮らしの中に踏み込んだご提案の“スタートライン”に、やっと立てた」 「暮らしの中に踏み込んだご提案の“スタートライン”に、やっと立てた」

営業チームで販売促進を担当する野地は、
「risora」が完成する前のダイキンを次のように話します。

「これまでのダイキンは、高いレベルの『省エネ性や快適性のご提案』を目指し
挑戦してきたと思います。しかし、『お客様の暮らしに寄り添うご提案』という観点においては、
正直、まったく満足できるレベルには達していませんでした。」

ダイキンが持つ技術を結集し、
省エネ性と快適性を磨きあげたフラッグシップ機「うるさら7」。
発売以来、販売も順調に推移し、
多くのお客さまに支持されている商品という手応えは感じながらも、
実は社内での評価は厳しく、
「まだまだ、お客さまの暮らしに寄り添えていない」という意見があったと野地は言います。 

「もちろん、うるさら7はダイキンの技術力の結晶です。
それでも、お客さまへのご提案の仕方は、これまでと変わりませんでした。
つまり、お部屋の種類と大きさを伺って、それに見合う容量や機能のエアコンを、
『松竹梅』でご予算に応じて選んでいただくというスタイルです。
しかし、当社としては、本来エアコンは、お部屋の雰囲気や生活スタイルなど、
お客さまの暮らしに関する好みや想いも汲み取って
最適な機種をご提案できなければならないと考えていました。

それがrisoraの完成によって、ようやく、お客さまひとり一人のお部屋や暮らしに対する
“こだわり”にマッチする最適な機種のご提案ができるようになりました。
暮らしの中に踏み込んだご提案の“スタートライン”にやっと立つことができたのです。」

同じく営業チームで商品企画を担当した北村は、
risoraが完成したことでこれからのエアコン選びが変わると話します。

「価格や機能といった選択基準しかなかった、これまでのエアコン。
risoraが完成したことで、
“お部屋の雰囲気や自分の好みに合わせる”という新しい選び方が生まれ、
エアコンを楽しみながら選んでいただけるようになりました。
この選び方が、これからのエアコンのスタンダードになっていってほしいと考えています。」

デザインチームを指揮した関も、こう話します。

「我々はずっと、エアコンが “エアーコンディショナー”のままでなく、
多様化するライフスタイルを支える“ライフスタイルコンディショナー”として
生まれ変わらなければならないと思っていました。
そして、ライフスタイルのバリエーションに応じて選べるエアコンrisoraは、
次世代のエアコンのスタンダードに繋がっていくものだと確信しています。」

「risora開発思想の広がり」 「risora開発思想の広がり」

「risora」を構成する要素が、今後、「うるさら7」など、他モデルにも展開されるかについて、
北村は「同じことをするわけではない」と前置きしながらも今後への期待を次のように語ります。

「risoraのパネルデザインはrisoraのサイズや形状だからこそ成立するもので、
それをうるさら7など他モデルの形状にそのまま展開しても全く意味を成しません。
一方、“お客さまの暮らしの中でどう選んでいただくか”といった考え方や、
“お客様の理想の空間づくりを目指す”というアプローチ、
“ダイキンのこだわりの技術を妥協することなく組み込む”といった開発思想は、
ダイキンのこれからのスタンダードとなるべき要素です。
今後、どのモデルの機種を選んでいただいたとしても、
今回完成したrisoraのDNAが受け継がれた商品になっていくことは間違いないと考えます。」

「そして、risoraは世界へ」 「そして、risoraは世界へ」

「risora」が実際に販売され始め、その手応えを北村はこう語ります。

「たとえば新築の家では、家の引き渡し後にエアコンを購入し、
設置されるケースが多いと思いますが、risoraはひとつの住宅設備として、
キッチンの設備や壁紙を選ぶのと同じタイミングで検討いただける商品です。
キッチンの設備や壁紙が暮らしに合わせて選ばれるように、
risoraは楽しみながら暮らしに合わせて選んでいただけているようです。
当社のショールームに何度も足を運ばれて、実際の色味や質感を見比べて、
検討される方も多くいらっしゃいます。
また、当社WEBサイトのシミュレーションアプリなどを使って、
お部屋とrisoraの組み合わせを何パターンも試して検討される方もいらっしゃいます。
さらに、SNSやブログでは、『ダイキンのrisoraというエアコンをTVCMで見たけど、
今までのエアコンと全く違う!こんなエアコンがずっと欲しかった!』といった、
嬉しい投稿を多く見かけます。
営業活動はまだまだ始まったばかりですが、このようなお客様の反応を目の当たりにして、
実は、お客さまもこんなエアコンが欲しかったのだと改めて実感しました。
そして、私たちがrisoraの開発に込めた熱い想いが、
市場に着実に浸透しつつあるのだという手応えを感じ始めています。」

また、risoraを評価してくださっているのは、日本国内だけではありません。
たとえば、デザイン面においては、日本の「グッドデザイン賞」だけでなく、
海外の権威あるデザイン賞、「iF2018デザインアワード」や
「レッド・ドット・デザイン賞(ドイツ)」でも受賞しています。

これまで当社では、デザイン性の高いモデルについては、
海外でデザインしたものを輸入することがほとんどでした。
しかし、「risora」は、国内で独自にデザインした製品でありながら、
世界でも評価いただけている製品です。

これから「risora」は、
その世界に評価いただいたデザイン性と、高い機能性を大きな武器に、
日本発の世界共通モデルとしてグローバルに展開していきます。
「risora」は世界中の人々に「こんなエアコンが欲しかった」と認められ、
選ばれるエアコンになってくれると信じています。