ご主人と、9歳になるトイプードルのまるきちくんとともに、福岡県に暮らす酒井美也子さん(@miya1975)。Instagramでの投稿を通じてインテリアショップのアンバサダーにも選ばれるなど、そのセンスが注目を集めています。シンプルモダンにまとめられたインテリアをどのように実現してきたのか、お話を伺いました。

間取りや建具を変えなくてもできるインテリアの工夫

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▲リビングと寝室を隔てる壁は格子窓に見えて、実はIKEAで購入したスクエアミラーをDIYしたもの。

白をベースにした明るい空間に、シンプルな家具や遊び心のある雑貨を散りばめたインテリア。大人シックな空間でありながら、楽しい雰囲気も感じられるこの家にお住まいなのは、Webデザイナーの酒井美也子さん。福岡市内のマンションで、ご主人とトイプードルのまるきちくんと共に暮らしています。

「10年ほど前に関東から福岡に移り住んできました。以来、ずっと賃貸物件に住んでいたのですが、福岡に来てから野球観戦をよくするようになったのをきっかけに、2020年、福岡PayPay ドーム近くに見つけた新築マンションへと引っ越しをしました」

2LDKの間取りのうち、個室は寝室とご主人の仕事部屋に。マンション入居にあたってはとくに間取りや建具や壁紙などを指定することなく、販売されていたままの状態で入居したと言います。

「もともと、細部まで自分の希望通りの家にしたいという願望はなく、与えられた環境で試行錯誤することが好きなんです。だからキッチンなども、特にメーカーなどにこだわりはありませんでした。ごくごく平均的なキッチンだと思います。新しくてシンプルで色合いが好みであれば、それでOKと考えていました」

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▲キッチンカウンターの上には揃いのガラスジャーを置き、見せる収納に。

キッチンまわりは引っ越してから、少しずつアップデート。上部に黒いつっぱり棒を渡してフェイクグリーンを吊るすアイデアやガラスジャーを並べて見せる工夫も、引っ越してから1年の間にあれこれと工夫しながらたどりついたものだそう。

酒井さんがいつも過ごしているLDKにも、空間をより素敵に見せる工夫がされています。

「LDKは広い空間というわけではないので、ミラーを6枚組み合わせて、寝室とLDKを区切っている壁に取り付けました。もともとこの壁は打ち抜いて格子窓にしたいと思っていたのですが、コロナ禍もあり計画は一時中断。寝室が見えているわけではないのに空間が広く感じられるので、このミラーの“なんちゃって窓”、とても気に入っています」

酒井さんがよくインテリアの参考にしているのは、海外在住のインスタグラマーたち。空間の使い方や飾り方のアイデアはInstagram経由でチェックし、インスピレーションを得ることが多いと言います。

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▲寝室。ベッドサイドのチェストはIKEAのもので、ベッドの両サイドにジャストフィット。ベッドカバーや壁掛けのアートは気分に合わせて変えて楽しんでいるそう。

寝室で使っていたシャンデリアをダイニングに持ってきたり、寝室にあった花瓶をキッチンカウンターに飾ったり、以前から持っていたランプをアイアンペイントでDIYして印象を変えたりと、フットワーク軽く工夫を重ねています。

暮らしが変われば、家具も変わる。“そのとき”にフィットするインテリアに入れ替える

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▲引っ越し後に新調したダイニングテーブルは円形をチョイス。シャンデリアは以前寝室で使っていたものを移動。

酒井さんのお部屋にあるインテリアは、長く使い続けているものの数は少なめ。

「どちらかというと物を持ち続けるということに執着はない方で、ライフスタイルの変化や、住みながら心地いいと感じるように、その都度入れ替えてきました」と酒井さん。

”今のライフスタイルにぴったりのインテリアにアップデートされている状態”がキープされているため、昨年引っ越してきた時もほとんどの家具を前の家から持ってきたそう。

そして引っ越してからこの1年の間にも、インテリアのアップデートはたびたび行われていました。

「以前は友人を自宅招いてホームパーティーをする機会も多かったのですが、コロナ禍もありライフスタイルが変化したことで、ダイニングテーブルを変えました。以前使っていた猫脚の白いテーブルは長く持っていたお気に入りでしたが、いまの我が家にはちょっと大きすぎるなと感じて。でも手放すこともできなくて、脚と天板に分解して部屋の隅にとってあるのですが(笑)」

そしてLDKに置くソファも、引っ越しを機に手放したもののひとつ。ご夫婦ともに背が高いこともあって、なかなか座り心地と見た目の両方で納得のいくソファに巡り会えず、それぞれ好きな椅子を選んでパーソナルチェアとして置くことに。

酒井さん用には、北欧デザインの名作家具として名高いエッグチェアのリプロダクト品をセレクト。

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▲ソファを手放し、北欧デザインの名作・エッグチェアをくつろぎスペースに設置。ご主人は、九州のインテリアショップSAKODAで購入したリクライニングチェアを使っている。

しかしこのエッグチェア、4ヶ月待ちで手に入れたものの、実は最近になって手放してしまったそう。

「デザインは大好きなのですが、我が家のリビングには少々大きすぎました。また、冬場に床暖房をきかせて床生活をしていたことも手放す決め手に。過去を振り返ってみても、最速で手放した家具かもしれません」

そしてLDKの壁は、以前の住まいと同様、好きなアートを飾ってウォールギャラリーに。

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▲LDK の壁をギャラリーに。好きなアートを飾り、楽しんでいる。

アートの飾り方に厳密なルールは設けず、季節や気分によって入れ替えているそう。

「今飾っているのはモノトーンを基調にしていて、大好きなニューヨークに関するアートなど。少しずつ暖かくなってきて春だなと思ったら、もう少し明るいアートを飾りたくなると思います。海外旅行中に買ってきたものもあれば、SAKODAやH&Mで購入したものなど、さまざまです。H&Mはファッションのイメージが強いせいかあまり知られていませんが、インテリア雑貨がリーズナブルに手に入ります。頻繁にセールもやっているので、おすすめです」

新居に合わせたエアコン探しで、ゴールドのrisoraに一目惚れ

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▲白をベースに、黒でアクセントを付けた空間にマッチしているrisoraのツイルゴールド。

リビングの一角にあり、インテリアに溶け込んでいるのがrisoraのツイルゴールドです。大人シックなインテリアにマッチする、人気の高い色でもあります。

酒井さんがrisoraを知ったのは、新居のエアコンを検討するために訪れた家電量販店でのこと。ずらりとエアコンが並ぶ中で、ひときわ目立っていたのがrisoraだったと言います。

「賃貸住まいが長かったので、いままでエアコンを購入する機会がなく、売り場に行って初めて、『最近のエアコンって、こんなに大きいんだ、前に出っ張っているんだ』ということを知りました。その中でrisoraはとても薄くてコンパクト、さらにカラフルで目立っていて、新居に取り付けるならこれがいい!と思いました」

デザイン性に惹かれ、さらにダイキン工業に対する性能面での信頼もあってrisoraの第一印象はよかったものの、「暮らしながらアップデートしていく」ことが得意な酒井さん。「入居してから、ゆっくり選ぶつもりでいた」そうですが、引っ越し会社への見積もりをとったときに、risoraとの“2度目の出会い”がありました。

「3月の引っ越しだったこともあって、引っ越しの見積もりが思った以上の金額だったのですが、エアコンを一緒に購入すると引っ越し代金を少し割り引いてくださると、家電カタログを紹介してくれました。その中にrisoraを見つけて、予定より早めに購入することにしたんです」

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▲ひとつひとつ吟味して選んだインテリアになじんでいるrisora。前面パネルの、ツイル生地のようなテクスチャーも気に入っているという。

パネルカラーは、引っ越し会社から紹介されたカタログにはなかったツイルゴールドを、自らホームページで見つけてセレクト。

「新居の床や建具の色(グレーウォルナット)にぴったりでしたし、前面パネルの柄(ツイル生地のような縞のある質感)がスタイリッシュで好みだったので一目惚れ。他の色と迷うこともなく、ツイルゴールド一択でした」

将来的にLDKと寝室との間の壁を抜くことを想定して少し大きめの18畳用を設置していることもあって、性能面でも満足度が高く快適に過ごせているそう。

フィルターの自動お掃除機能が搭載されていないこともまったく問題ないととらえていると言います。

「もともとエアコン掃除は定期的にプロに依頼していました。その際に聞いたのですが、フィルターの自動お掃除機能がついているエアコンは機構が複雑なために、お掃除代金がかえって高くなるとのこと。それならば機能はシンプルにして、定期的にプロのお掃除をお願いした方が気持ちよく過ごせると思っています」

デザイン、機能の両面でrisoraを気に入ってくれている酒井さん。今後、エアコンのないご主人の仕事部屋にもう1台取り付けることも検討中だそうで、risoraはその最有力候補に。

エアコンを含め、インテリアがこれからどのようにアップデートされていくのか、Instagramでの投稿にも注目です。

 

「risora Custum Style」の詳細はこちら↓
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