今回ご紹介するrisoraオーナーは、埼玉県にお住まいの舩水(ふなみず)さんご一家。「risora-air」のInstagram公式アカウントで行われたキャンペーンに応募して見事当選し、2020年9月にマスタードカラーのrisoraがやってきました。ご主人の実家だったマンションをリノベーションし、暮らしやすい間取りに生まれ変わらせた空間には、内装の細部や選んだ家具や小物にいたるまで、ご夫婦の“好き”があふれていました。

家族がつながるリビングで、大人も子どもも過ごしやすく

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▲リビングの主役は、こだわって選んだネイビーのカウチソファ。奥はキッズスペース兼ご主人のワークスペースで、室内窓を通してゆるやかにつながっている。

埼玉県にお住まいの舩水さんご夫婦が、家族の住まいをつくろうと考え始めたのは、二人目のお子さんが生まれ、夫婦で育休を取得していたときのこと。

ご主人の達哉さんのご両親が住んでいた築30年ほどのマンションを譲り受け、自分たちの暮らしに合わせてリノベーションすることを選びました。

「新築マンションも検討したのですが、どこへ行っても似たような間取りが多い印象をもちました。どうせなら自分たちが住みやすいようにカスタマイズできるほうがいいと思い、リノベーションしようと思ったんです。夫婦ともに、もともと住んでいた地域で土地勘があったことや、費用面でも新築に比べれば多少抑えられることも決め手でした。
子どもを連れてショールームをまわり、夫婦で話し合って決めていきました。育休中で、何か希望や相談があればすぐに二人で話ができる環境だったことも大きかったと思います」(達哉さん)

間取りで工夫をしたのは、家族みんなでゆったり過ごせるリビング・ダイニングのスペースをなるべく広くとること。ドアの位置を変更して廊下を極力短くしたり、リビング奥の一室は室内窓で区切ることで、完全に独立したスペースにはせず、家族がどこにいても存在を感じられるように工夫したと言います。

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▲ダイニングからリビングを見たところ。写真左側に見えている室内窓の奥が、キッズスペース兼ワークスペース。

「今の家に住むまで、夫婦ともにさまざまな場所で賃貸物件を転々としてきました。いろんなタイプの家に住んだことで、『あの物件のこういうところは良かった』『もっとこうだったらよかったのに』といった情報が自分たちのなかに蓄積されていたので、それを集約して形にしていきました」(達哉さん)

リビング奥の一室は畳の小上がりスペースがあり、子どもたちのおもちゃを置いたキッズスペースに。壁に向けて天板を設置し、達哉さんのワークスペースも設けています。もともと達哉さんが月に2回ほど在宅勤務をしていたことから希望した場所だったものの、新型コロナウイルスの影響でフルリモートワークになり、とても便利に使っているそう。

「隣に子どもたちのデスクも設けているのですが、パパが仕事をしている横で、よくお絵描きをしたりしています。来年は上の子が小学生になることもあり、リビング学習につながればいいなって思っています」(奥様の裕美さん)

リビングにいてもキッチンに立っていても室内窓から家族の様子がうかがえるため、自然とコミュニケーションをとることができるのもポイント。友人親子が遊びに来た時も、子どもたちは奥のスペースで、ママたちはダイニングテーブルで、ゆるやかに空間が分かれながらも、安心して過ごすことができると言います。

イメージを実現してくれるパートナーと作り上げたインテリア

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▲リビング奥の子ども用スペースからダイニング・キッチンを望む。キッチン後ろの棚に仕込んだ間接照明や温かみのある白熱球など、明かりも“カフェらしさ”のカギ。

舩水さん宅のインテリアを見ると、ブラウン系の無垢の木材の床や漆喰の壁、タイル使いや照明など、細かいところまで素材や色味にこだわりが詰まっていることがよくわかります。

内装やインテリアを決めるにあたってのご夫婦のイメージは、“カフェのような空間”。ご夫婦が大好きだという「WIRED CAFE」を参考にしながら、Instagramや雑誌などで見かけた好みのインテリアの写真を集め、イメージを具現化していったそう。

「小さな子どもがいると、どうしてもカラフルなものが増えていきます。なので、木材や黒、白をベースにしながら子どもの好きなものも合わせられるようにしました。大好きなカフェでも、ベーシックな色の上に、雑貨や本など、カラフルな色をポイントで組み合わせたりしているのがとてもいいなと思っていました」(裕美さん)

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▲Instagramや雑誌で見かけた好みのインテリア写真はスクラップして、設計・施工担当者にLINEで送ったり、図面に貼り付けたりしてイメージを共有した。言葉より早く、正確に伝わる。

キッチンは使いやすさと見た目にこだわり、オーダーメイド。調味料が置けるスペースや、アイアンで支える吊り戸棚、コンロまわりのレンガタイルも、Instagramやカフェで見かけたイメージを伝えて実現したもの。壁の幅いっぱいに取り付けた大容量のカップボードも、こだわりに合わせて造作しています。

「リノベーション会社は、大手を含め数社とコンタクトをとり、一番私たちの要望に応えてくれると感じた、地元の埼玉県の会社を選びました。担当の方が同世代だったこともとても良かったと思います」(達哉さん)

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▲夫婦共に料理好きだという舩水さん。もともと食材の買い出しは2週間分をまとめ買いするスタイルのため、キッチン奥に設けたパントリーが大活躍。

壁はクロスを貼らず漆喰塗りの白壁に。シンプルな空間に変化をつけるため、リビングの一角やキッチンのコンロまわり、玄関、洗面スペースやトイレなど、さまざまな場所にタイルを貼っています。自らサンプルを取り寄せて、あれこれ検討しながらひとつひとつ決めていった、と裕美さん。

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▲洗面所は脱衣所から独立させ、廊下に面するオープンスペースに。外から帰ってくると玄関からすぐにアクセスできる。

家具は、ダイニングテーブルやチェア、テレビ台など、もともと気に入って使っていた「unico」の木製家具をそのまま使用。床材やキッチンの棚の色は、家具の色味に合わせてブラウンカラーに。白い壁とブラウンを空間の“ベーシックカラー”にすることで、ネイビーのカウチソファや赤いキッズチェア、ところどころに置かれたカラフルな雑貨がアクセントになり、カフェのような落ち着いた雰囲気がありつつも、遊び心のある部屋になっています。

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▲ダイニングテーブルやチェアは、もともと気に入って使っていたというunicoの木製家具。キッズチェアは赤で、差し色に。

思いがけない提案から選んだ冒険カラーが、部屋のアイコンに

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▲子どもたちが遊びに没頭するキッズスペースに、元気な印象のマスタードカラーのrisoraが溶け込む。

空間づくりとインテリア選びにとことんこだわったご夫妻も、エアコンについては「気になりつつも後回し」の状況が続いていたと言います。

「両親が住んでいたころから使っていたエアコンを廃棄するにはもったいないということで、リノベーション時に一度取り外し、完成後に再度取り付けて使っていました。
でも、やはり古くなっていたのか、風がなかなか遠くまで届かずに温度ムラを感じていて、『そろそろエアコン変えなくちゃね』と話していたんです。
不満を持ちつつもなんとか使いながら2年半ほど経ってしまったころ、ちょうどrisora-airのキャンペーンを見つけたんです」(達哉さん)

もともとInstagramで好みのインテリアを見つける過程で、エアコンも情報収集していた奥様。risora-airのアカウント(@risora_air)もフォローしていたことから、キャンペーンに応募してくださいました。エアコンの買い替えを本気で検討していたところに当選の知らせが届き、ご夫婦で大喜びしたそう。

当選後、お部屋の様子を見て、risora Custom Styleの室内機パネル25色の塗装と10種の質感の中から、インテリアコーディネーターが候補のパネルをいくつか提案。ご夫妻が想定していたのはグレーウォルナットなどの木目調のものや、黒系の落ち着いた色でした。しかしダイキンから届いたカラー提案書にあったのは、マスタードやブルー系の鮮やかな色。「自分たちでは思いもしなかった色で、とても新鮮に感じました」と、裕美さんは言います。

「キャンペーンに応募した1枚の写真だけでなく、Instagramの投稿全体をご覧になって、インテリアの細部や持っている小物などから好みの傾向を提案してくれたことがわかり、嬉しかったです。ディープターコイズなどもいいなと思ったのですが、設置して明るい雰囲気になりそうなのはマスタードだと思い、家族みんなで話し合って決めました。マスタードは2020年4月に登場した新色でしたし、『他の家とかぶらないはず!』と思ったことも決め手です」(裕美さん)

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▲候補として提案されたディープターコイズ(左)とデニム(右)。

舩水家としては「かなり冒険した色だった」というマスタード。設置してみるまではドキドキしたものの、キッズスペースに驚くほどなじみ、空間の雰囲気を明るくしてくれました。

「遊びに来た友人たちからも好評で、『金運が上がりそう!』と話題になったこともあります(笑)。夜になると、小上がりスペースの窓に設けているシェードカーテンがオレンジがかった色になるので、より空間にマッチすることも発見でした」(裕美さん)

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▲夜、外が暗くなると、シェードカーテンがオレンジ色になるためより空間に一体感が生まれる。木製のミニキッチンやラタンのミラーとの相性も抜群。

risoraがやってきたのが9月下旬だったため、まだ夏本番を過ごしてはいないものの、運転してみて「これまでのエアコンと明らかに違う」という実感があったというご夫妻。

「リノベーションして小上がりの部屋とリビングの間に室内窓がついたことにより、以前使っていた古いエアコンではリビングまで冷房された風が行き届かず、エアコンをつけてもリビング・ダイニングは蒸し暑い日がありました。
それがrisoraを設置してからは遠くまで風が届き、奥のリビングも涼しくなりました。手前の部屋が冷えすぎるということもなく快適に過ごせています」(達哉さん)

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▲risoraの風は、室内窓を開けておけばリビング側にもちゃんと届く。

「risoraにはフィルターお掃除機能はついていませんが、もともと知人から『自動掃除機能がついていないエアコンのほうがプロに掃除をお願いするときラクだよ』とアドバイスをもらっていました。自分たちで掃除できない部分はプロにお願いしたらいいですし、長く使って故障したりしたとき、機能が複雑だとそのぶん費用もかさむと聞きます。長い目でみると、機能がシンプルなものを選ぶのがいいのかな、と思います」(裕美さん)

取材後には、「お話ししたことで、ますます我が家が好きになりました」と語ってくれた舩水さんご夫妻。お子さんの成長に合わせてこれからインテリアが変わったり、好きな映画鑑賞やライブ鑑賞のために音響設備を充実させたりと、まだまだやりたいことがたくさんある様子。理想の空間づくり、これからも楽しんでくださいね。

 

「risora Custum Style」の詳細はこちら↓
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