子どもも無理なく節約を意識する家

エコキュート、壁掛形エアコン

ご夫婦+子供3人

ガスが引かれていないこと。
光熱費が高いこと。

土地も建築材料も、とことん選んでコスト削減

 1階にはご主人がバイクいじりや音楽に没頭するホビールームとバスルーム、そして車2台分の駐車スペース。2階にリビングと寝室があり、3階にはロフト付きの子ども部屋が2部屋。家族が欲しかったスペースをすべて実現したOさん一家5人の住まいですが、建っているのは、最も幅の広いところで3.5mという細長い土地です。

 実はこの土地、インターネットで見つけた掘り出し物。その後も、直接契約した設計士さんや工務店と相談を重ね、ときには自力で安い材料を探したりDIYをプラスしたりして徹底したコスト削減を図りました。「バスタブはネットで、テレビはリサイクルショップで購入。リビングの床は、私がカーペットタイルを貼りました」と、ご主人も大活躍されたそうです。

「ガスがない」というハンデからオール電化を目指す

  ところがそこへ持ち上がったのが給湯の問題。土地が準工業地域にあたるためガスが引かれておらず、新たに引きこむと数十万円はかかることが判明したのです。「でもそのおかげでオール電化にする決心がつきました」と奥様。「同じ初期費用がかかるなら、ランニングコストの安いものを入れたかったですしね」。

 こうして設置することになったエコキュートも、やはりご夫妻自らネットで比較検討。目的とコストで最も納得できたのが、ダイキンのフルオートタイプでした。「ダイキンといえば業務用のイメージがあり、『丈夫そう!』と安心できました。バスルームとキッチンが1階と2階に分かれているので、コミュニケーション・リモコンがついているのも助かります」(奥様)

 購入時には、補助金制度も賢く活用。申込み期間や設置完了期限が決まっているのに合わせて施工スケジュールも調整し、みごと5万円(2005年度当時)の補助金を手にしました。

お湯を大切に使うことを子どもたちも意識し始めた

 370リットルのエコキュートは5人家族のOさん宅にピッタリ。地元の少年サッカーチームで汗を流し、泥んこになって帰ってくるお兄ちゃんたちのお風呂もパワフルに支えています。ただ、エコキュートを使い始めて変わったことが一つ。それは子どもたちの節約に対する意識です。

 1日の好きな時間にお湯を沸かす設定が可能なエコキュートですが、Oさん宅ではあえて電気代の安い深夜にだけ運転する設定に。そしてご主人の号令のもと、ひと晩かけて沸かした量で1日のお湯をまかなうことを家族の目標にしているのです。「子どもたちも何となくお湯の量を意識しながら使ってくれるようになり、ほぼ沸き増しの必要もなく快適です。」と、予想外の節約効果に奥様も嬉しそうです。

使うところ、抑えるところのメリハリで賢く節約

 オール電化のメリットを活かすため、エコキュートの運転はもちろん、食器洗浄機、炊飯器も夜の間に使用。育ち盛りのお子さん3人のため毎日欠かせない洗濯も夜のうちに済ませます。こうしたちょっとした意識と工夫で、ひと月の電気料金は1万2000円程度。以前の電気代とガス代を合わせたよりも1万円近い節約になっているそうです。しかも、リビングでは20畳以上向けの大きなエアコンを使ってこの数字というのが驚き。さすがにこの夏は暑かったせいか、ピークは月2万円ほどになったそうですが、「それでも前よりは安い!」と好評です。

 暮らしの快適は大切にしつつ、できるところはとことん節約。そんなOさん一家のようなスタイルこそ、オール電化が得意とするところなのかもしれません。

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