「誰もが使いやすい設備を」と考えてヒートポンプ給湯機を採用しました。

社会福祉法人博愛福祉会　サンホームみかづき　施設長　濱谷京子様

ご採用のポイント

サンホームみかづきは、1994年に開設した特別養護老人ホームです。常時70名前後の方々に入居いただき、デイサービスも1日20人ほど受け入れています。また、ショートステイされる高齢者やそのご家族の宿泊部屋もご用意しています。

開設当初より使用していた給湯ボイラや冷温水発生機の老朽化が目立ってきたので、更新を検討していました。

特に、給湯ボイラは近年灯油価格の変動が大きく、その取扱いには有資格者が必要という事もあり、「誰もが使いやすく、管理しやすい設備」にしたいと考えていました。

そこで、設備店様に相談したところ、「オール電化にされたらどうですか。」とご提案頂きました。操作が楽な事や、有資格者が不要になるだけでなく、電化厨房契約、蓄熱空調契約などお得な割引プランがあると説明を受け、給湯・厨房・空調を合せたオール電化に更新することに決めました。

実際に使ってみると、お湯の使用量がひと目でわかるなど使い勝手も向上し、とても満足しています。その上、昨年度の補助金対象工事になり、工事費用の面でも非常に助かりました。

また、環境への配慮として、今回の省エネ機器への更新以外にも、水道に節水コマの取付け、電力デマンド、排水の浄化など、生活者目線で少しずつ実行しています。

建物の断熱効果を高めるためにペアガラスを導入。

浴槽には手すりとスロープ、車椅子のまま入浴できる装置が設けられている。

給湯使用量の1年間のデータを取るため、MEGA・Qにパソコンを接続している。

設備店様にはMEGA・Qの使用開始時よりパソコンで使用湯量を監視してもらっています。今後1年間分の使用パターンを把握した上で、精密な湯量調整を行い、より省エネを図る予定です。

まだデータを取りはじめて3ヶ月ですが、これまでのデータから夜間に大量のお湯が使われていて、その原因は洗濯であることがわかるなど、データを取らなければ知らなかった事がわかりました。

施設入居者には1週間に2日、お風呂の日を設けています。設備店様から、お風呂がある日とない日では、使用湯量に5トンもの差が出ていると聞きました。この大きな差にも設定ひとつで過不足なく対応できるのも、MEGA・Qの良いところですね。

ご提案の経緯

設備店様

サンホームみかづき様は開設時から水道、空調などのメンテナンスをさせて頂いておりました。

今回の更新ですが、設備の老朽化が進んでいたため、メンテナンスの度に弊社が更新を提案していたのと、関西電力様からも同じタイミングでコスト削減をご提案していたこともあり、弊社に設備更新を発注いただきました。

具体的な提案段階では、「エコ・アイスをつければ電力量料金が割安になりますよ。」とか「電化厨房にすればもっと経済的ですよ。」など、より経済的に使える提案を行いました。それらをご採用いただいた結果、電化厨房契約、蓄熱調整契約など全ての割引が適用されました。

MEGA・Q ヒートポンプ給湯機

MEGA・Q 再加熱ユニット

MEGA・Q 20トンタンク

食器洗浄機をはじめ、厨房は全て電化機器に。

空調の更新は今までの経験から「ホッとエコビルマル」を提案させていただきました。サンホームみかづき様は建物の周りが山で囲まれているため、暖房期間が都心部より長く、冬には氷点下になる日もあります。寒さの厳しい場所ですので、霜取り運転が短くスピーディに部屋があたたまるホッとエコビルマルはぴったりと思い、ご提案しました。

これまではセントラル方式による一括空調でしたが、個別空調方式のホッとエコビルマルに更新する事で、必要な所だけを運転でき、省エネ性が高まりました。

居室やホールの空調は気流分布を考えてダブルフロータイプとダクト形を中心に配置。「風あたりが和らぎ、温度ムラがない」と好評です。