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ダイキン住宅設備

第3回 エアスタイルのススメ House of Asukadai 奈良県生駒市 設計|PLANET Creations 関谷昌人建築設計アトリエ

清々しい風が吹き抜ける高台に建つ「あすか台の家」。大きなフィックス窓から長閑な景色を楽しむLDKに、設計を手がけた関谷昌人氏が採用したのは、ダイキンのアメニティビルトイン形エアコンだ。
「キッチンの窓側上部と、リビング横の壁にエアコンの送風口を設け、2方向から送風することで、空間全体をくまなく冷暖房できるようにしています。また、リビング側の送風口の下には吸気口を設け、吸気と送風を同時に行うことで、常に新しい空気が室内を巡るようにしました」

エアコン本体が空間に露出しないアメニティビルトイン形の採用により、豊かな眺めを遮るものがない、すっきりとした空間を実現

室内機や配管が露出しないアメニティビルトイン形エアコンにすることで、空間をすっきりとデザイン。エアコンの本体や配管はすべて壁の中や床下に収めるため、エアコンの配置、機器の選択といった空調計画は、設計の早い段階から進められた。

キッチンの窓際上部(A)とリビング側の壁(B)の2箇所に送風口を設け、2方向から送風することでエアコンの空気が室内にくまなく巡るように計画。壁側の送風口の下部には吸気口を設けており、ここから空気を吸い込むことで、室内の空気は常に新しく入れ替わるしくみになっている

「空間のデザインを最大限に活かせるという特長から、アメニティビルトイン形を選択しました。ダイキン製は商業施設での使用率も高く、性能面で安心感がある。メンテナンス対応がよいことも採用の理由のひとつです。機器の選択や配管については、鉄筋コンクリート造のこの家では後からの変更や調整が難しいので、建築家の設計に理解がある設備設計の方と相談しながら、慎重に計画を進めていきました」
関谷氏の空調に対する細やかな気配りは、エアコンの室外機にも及ぶ。敷地の隅に配置された室外機は外壁で囲まれ、室内からはもちろん、隣家からも見えないようになっている。

送風口は風が体に直接当たらないよう天井面近くに設置。フィックス窓の上部にはルーバー窓を設け自然換気もフォロー

「住宅地に建つため、外部に対してはコンクリートの壁で囲んだ閉じた建築としました。一方、内部は高台に吹き込む風をデッキや中庭、吹抜けから取り込み、住まいを通り抜けるように計画しています。窓は景色を眺めるためのものと換気のための窓を振り分けて計画し、自然換気にも気を配りました。エアコンの風と自然の風、両方をナチュラルに感じられる空間となっています」
プライバシーや防犯に考慮しつつ、開放感と快適な空気環境を見事に叶えた「あすか台の家」。エアコンの存在を感じさせない徹底した配慮と計画がなされた空間からは、関谷氏の空調に対する意識の高さが伺える。

リビング側の壁の孔は上2つが送風口、下2つが吸気口。リビング横にはデッキと中庭があり、高台に吹き
込む風が通る

「現代の住まいにおいてエアコンは、電気やガスと同様に、暮らしに不可欠なインフラ。生活の快適さにも空間のデザインにも大きく影響するものなので、空調計画はいつもプランニングとほぼ同時に始めています」
目に見えないところにこそ、快適の本質があることを示す事例だ。

Masato Sekiya 関谷昌人

1956年 高知県生まれ。80年 武蔵野美術大学卒業。80〜2000年 エス・バイ・エル勤務。94年〜00年 山本良介アトリエに通い指導を受ける。01年 PLANET Creations関谷昌人建築設計アトリエ設立。

PLANET Creations 関谷昌人建築設計アトリエ
奈良事務所:
奈良県大和郡山市若槻町1-15
TEL/FAX 0743-55-2907
京都事務所:
京都市中京区両替町通二条上る北小路104-4
TEL/FAX 075-200-6049
http://www.s1.inets.jp/~planet/

関谷昌人

エアスタイルチェック  FROM LiVES

エアコンはどこ?と思わせるくらい、その存在を感じさせない空間。意匠面を優先して、エアコンを見た目上で建築に同化させる手法はよくあるが、この家ではエアコンからの風が自然の風と同じく無意識で感じられるよう計算されている点がすばらしい。メリハリのある開口計画は、冷暖房効率を高めることにも寄与しているだろう。(LiVES編集長・坂本二郎)

LiVES編集長・坂本二郎

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